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Yeha Noha

Wishes of Happiness and Prosperity in Melbourne

謹賀新年(ライ・バック・ビーチ) 




新年明けましておめでとうございます。


新年早々、ドラゴン・ヘッドを撮りたくて、午前3時半に起きて4時15分に家を出て、旦那が調べたドラゴン・ヘッドの岩があるライ・バック・ビーチに到着し、「もうすぐ日の出だよ。。。」と焦りながら、左右を見渡したけど、それっぽい岩が見つからない。

「なんかここじゃなさそう。」と思いながら、数人の若者に聞いたけど、みんなそんなの聞いたことないと言う。でも、実際写真で撮っている人いるんだけどなぁ。。。空は少しずつ明るくなっていって、日の出どころの騒ぎではなかったのだけど、iPhoneで太陽が少し出始めた頃の空の色を大急ぎで撮った。

そんな訳で、結局押し寄せる波を横目でチラチラ用心深く見ながら(いつも波が怖いんです。)ビーチ沿いを歩き、それなりに撮れそうなところを探して、以下の三種のレンズと初撮りを楽しんできました。

Canon EF 24-105mm f4
MC ROKKOR - PG 50mm f1.4
Helios 44-2 58mm f2


<Canon EF 24-105mm f4 + ND400>

ND400のフィルターを付けて、スローで撮影したので波は滑らか。現代レンズの優秀かつ正統な写し方を惚れ直してしまった。



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<MC ROKKOR - PG 50mm f1.4>

ロッコール君は、どんな強い光でも柔らかい感じに捉えて情感豊かに写し出してくれるなかなかのストーリーテラー。この情緒溢れる優しさにいつも惚れ惚れしてしまう。



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<Helios 44-2 58mm f2>

光に繊細で、暗くても明るく撮ってくれるので、少しアンダーで撮ってあげると良さを発揮してくれる気がする。このビーチショットではかなり頑張ってくれて素敵なの撮ってくれた。なかなか頼もしいのだ。




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枯れ紫陽花とオージー 



最近、fb上で「枯れ紫陽花の森」というグループに参加した。ここでメンバー達は、枯れ紫陽花の写真を投稿して紫陽花の最期の美しさを堪能しようというわけだ。

2年前、まだ写真を始めて間も無い頃、写真グループでオリンダの石楠花ガーデンに行ったときに枯れ紫陽花を目にして、色のついた花よりも先に枯れ紫陽花の繊細な透け透けの茶色の花びらに惹かれて写真を撮りまくったのを思い出す。他にいたオージーのメンバー達は、見向きもせずに通過。そりゃそうよね、色もなければピッチピッチの新鮮なお花じゃないから。

オーストラリア人と日本人では写真の好みが全く異なる。私はそれぞれの好みがわかるから、「これは、オーストラリア人向け、これは日本人向けだなぁ〜」と分ける。オーストラリア人には、色濃くてシャープでないとうけない。だから花の写真はドリーミーなソフトフォーカス写真や淡い色なんていうのはありえず、ハイキーなんて言語道断、見向きもされない。図鑑にでも出てくるような色鮮やかな花がフレームいっぱいに写し出された写真が美しいとされる。そして、花も咲き始めから一番美しい盛りの花でないといけない。そんなちょっと疲れてきた花や、ましてや枯れた花なんて「なんで写真に撮るわけぇ〜??!」となってしまう。

なので、下の写真をオーストラリア人に見せたら恐らく非難轟々だろう(笑)厳しい批評がいっぱい来そう....。
(それでも、メルボルンの写真家の中にはこういう写真の良さがわかる方もいらっしゃいます。)


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現にうちの旦那も、私が枯れ紫陽花のグループに入ったと言ったら首を横に振って「なんで枯れているものを綺麗だと思えて写真を撮るのかわからない。。。」と、言われてしまった。いいよ、わからなくて!!

枯れかけた花や葉の繊細な線を見て美しいと思えるのは日本人特有の美的センスなのかもしれない。はっきりした四季があり、移ろいゆく季節の流れを五感を使って感じ取り、その変化に美を見出すことができる。それにしてもだ。オージーだってポートレートでは顔が皺々のご老人を撮るフォトグラファーもいるのに、何で花はありえないのだろう?


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ところで、ちょっと話はそれるが、最近私もマクロ撮影中の「風」をそのまま自然に受け入れるようになった。それでボケが生じたら、それは風が写った証拠だ。風も写真に写りたいんだよね、きっと。。。



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Mariaが好きな花(Pimelea spectabilis) 


9月末から庭のプロジェクト開始。メルボルンは日本に似ていて四季はあるが、夏は乾燥高温で草花が「枯れる」を超えて焼けてしまう事がある。だから、ある程度その事を頭において植物を選ばなければならない。では、どんな植物がよいか?

それはやはり強い陽射しと乾燥に耐えられるオーストラリアン・ネイティブの草花だ。

私はずっとオーストラリアの植物というのは、ボトルブラシやバンクシアなど「ゲジゲジ」っぽい植物しかないと思っていたのだが、メルボルンのネイティブ専門のナーセリーに行くようになってそのイメージが180度ひっくり返った。

可愛い。。。オーストラリアンネイティブフラワーで十分コッテージガーデンができてしまいそうだ。

その中で一目惚れした花。Pimelea spectabilis


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植物の花というより、毛糸で作った花のよう。ほわほわ感がたまらない。早速購入して帰ると、なんと愛猫のマリアもすっかり気に入ってしまったようで、ほっぺたスリスリ、鼻をあてては匂いを嗅ぎまくり、嬉しそうなのなんのって。毛糸のようだから肌触りはいいのかもな。


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花を撮ろうと頑張っていたら、いきなり下からマリアがにょきっと現れ、花の匂いを嗅ぎ始めたところの写真


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因みにこの花は、西オーストラリアに主に生息する花で夏の湿度に弱いらしい(まるで私)。乾燥した陽射しの強い所なら元気に育つみたいだ。うまく育ってくれるといいな〜。

下の写真は、マクロレンズで撮影し少し編集した写真。


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私がここのところ毎週末通っているネイティブ植物専門のナーセリー

Kuranga Native Nursery
http://www.kuranga.com.au

雨のしずくから 



何度も挑戦してきた雨の雫のマクロ写真。いつもボツでその度に落胆してたけど、ようやく今朝形の良い雨の雫を捉える事ができた。その写真はいつものようにFlickrまたは私のFBフォトサイトにアップしてあるので、興味のある方はそちらで。

マクロで植物を撮っていていつも思うのは、女性の洋服や衣装がいかに自然界の色や自然現象から影響を受けているかという事である。以前もマクロについて少しだけブログに書いたが、花はその質感から布地を想像させるし、花びらの形からはドレスが浮かび上がる。

マクロレンズで覗く雨の雫はまるで宝石のよう。



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下のは、思いっきりアブストラクトな写真になっているが、わざと被写体を端に寄せて撮った。理由はもちろんあったのだけど、あえて言わないでおこう。



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滝の写真 ① (Stevenson Falls / Cora Lynn Falls) 




滝、小川、湖など水辺の写真を撮るのは好きなのだけど、自分が目の前で見て感じているイメージと実際に撮った写真のギャップが大きくて、いつもボツにしていた。水辺の写真を撮る時は多少シャッタースピードを落とすとスムーズで柔らかな感じに仕上がる。逆にシャッタースピードを早くすれば水が止まった状態のシャープな仕上がりになる。私にとって、水辺(ビーチ以外)は癒しの場で、シャープというよりは、「スムーズで穏やか」という印象。つまりスローシャッターでないと自分が感じるイメージが撮れない。問題なのは、日中にこのスローシャッターで撮影してしまうと、絞りを狭くして、ISOを100まで下げても真っ白になってしまうことだ。何とかならないものか、と思いめぐらせていたら、最近になって(ちょっと気付くの遅過ぎなのだけど)ND400 フィルターの存在を知った。このフィルター、レンズのサングラスみたいなもので、付けるとファインダーの向こうの景色は暗くなっている。つまり、暗いからスローシャッターを使って明るくする事ができるという訳だ。ネットで早速購入して先週ずーっと撮りたかったMarysvilleのStevenson Fallsに行ってテスト撮影してきた。


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絹のような白い水がすーーーっと流れ落ちているのがわかると思う。これ、これ。このイメージを作るにはスローシャッターでの撮影じゃないと。穏やかな水面も見て取れると思う。


Stevenson FallsはここMarysvilleの観光地になっているので、週末は人がわんさかいて撮影が難しい。今回も10秒とか20秒での撮影でじーっと待っていると人がカメラの前を行き来して、出来上がった写真には亡霊のような影ができてしまっているものもあった。実は近くにもう一つCora Lynnという滝がある。観光地にはまだなってないから殆どの人は知らないのだが、一応世界の名滝トップ200ぐらいに入るとネットで見たのでそちらに移動した。舗装されていない雑木林の小径を20分くらい歩く。この林にいるのは旦那と私だけ。他には誰もいない。いつもこういう場所に来ると怖い妄想が始まってしまう私。「どうしよう、銃を持った男がいきなり出て来て二人とも撃たれて死んだら、いつ発見されるかな〜。」とか。。。旦那は人のいないところが大好きなので、水を得た魚のよう(笑)。途中全然水の音もしなくて不安だったけど、10mくらい手前に来たらやっと水の音が聞こえてきて「あ〜、よかった〜。ここで間違いなかった〜」と胸を撫で下ろした。滝に到着して見ると、Stevenson Fallsより小さいけど美しいではないか。ところが、日中の強い日差しが思いっきり滝を照りつけていてレンズにサングラスがついていても、光のプリズムの玉を避けることはできない。「うっわ〜〜!!!」と、周りを見渡したら旦那がいない。ちょっとこんなところで一人にしないでよ、とドキドキしてたら小さな柵の隙間から身を丸くして旦那が帰ってきて、「この下から見る滝、めちゃくちゃ綺麗だぞ〜」と教えてくれた。「でもな〜、三脚とか他のレンズとか持ちながら下まで行けるかな?」と旦那が言い始めた。私は、「絶対行く!」と言ってカメラバッグを持ち、旦那がカメラ付きの三脚を担いで行くことになった。もう、すんごい狭くて急で滑り易い所で冷や汗かきながら「私はアメリカの国立公園いっぱい経験してるから大丈夫」と言い聞かせながら降りていった。あ、でもたったの10mくらいなんだけどね(笑)。辿り着いてみたら、本当に綺麗。「は〜、これなのよね。危険な所を頑張って越えると大体美しい景色が待ってるのよね。」しかし、またもや問題が。「どうやって撮影するん?」三脚を立てる場所がない。石と水のみで平らな場所なんてない。自分達がいる場所からだと、とてもじゃないけど良いアングルの写真は撮れないし。「無理か。。。」と諦めかけてたら、旦那がガンガンガンとストリームの中に入っていき三脚をギュギュギュっと石と石の間に押し込んで立ててくれた。そして、「ここの大きな石に左足、そこの大きな木の枝に右足を載せて尻突き出して大股開けば撮影できるよ。」ぶわっはっは。とても女がするような格好ではないんだけど、誰もいないし、写真を撮るためならこのくらい。



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ここの写真だと小さ過ぎてイマイチあそこの雰囲気がお伝えできないのだけど、いつも通り私のFBフォトページFlickrならもう少し大きなフレームで見ることが出来るので、興味のある方はそちらで見て頂きたい。



それにしてもだ。有名な写真家は圧倒的に男性が多いのも納得できる。今回のうちの旦那もそうだけど、女性よりも危険を冒すことに躊躇しない。見たければ近くに行ってみる。撮影したければ撮影できるようにする。危険性をあれこれ考えるよりもシンプルな欲望だけで行動できちゃうんだろうなー。今回だって、私一人または女友達と行ってたら確実に諦めて帰ってきてた。昨年、アメリカから来た親友とグレートオーシャンロードに行ったときのこと。コアラが群がる木を遠くに見つけたけど、私は「誰かの家の敷地内かもしれないし、水浸しだし。。」とお行儀の良い考えばかりが頭をよぎり、あそこに行きたいという気持ちを抑えながらただ遠くから眺めていただけだった。ところが、その木のことを友達のアメリカ人の旦那さんに教えるやいなや、柵を越えてグングンその木に向かって突き進んでいった。もちろん、彼は貴重なコアラランドのビデオと写真を撮影して興奮しながら帰ってきたわけだけど。

「男性が撮るような写真を撮りたい」と思って頑張っていると男性の行動や考え方も学ぶ事になるんだな。そして、女性の肉体的な弱さから来る防衛本能が「写真を撮りたい」という欲望を邪魔することもあるのだということも。