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Yeha Noha

Wishes of Happiness and Prosperity in Melbourne

自然との関係 


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先日の日曜日、写真同好会の皆と私の大好きなNational Rhododendron Gardensに秋景色の写真を撮りに行った。お天気はいまいちだったけど、黄色、オレンジ、赤、ピンクと色鮮やかな秋色の景色を披露してくれた。

自然の中をただ歩くのも清々しくて気持ち良いけれど、写真を撮ることで自然とのコネクションが更に深まる。レンズを被写体に向けてその動植物に集中すると、何かを感じてそれぞれの美しさが段々と見えてくる。今は自然の美しさを観賞することができるようになったが、日本に住んでいた頃は自然の美しさというものが理解できなかった。お金を払って得る既製品の美しさにばかり魅了されていた。だからお金がなければ美しい物は手に入れることができないものだと思い込んでいた。オーストラリアに来たばかりの頃もウォーキング嫌い、レインフォレストなんて行きたくない、キャンプは論外、オーストラリアンネイティブ植物のゴツゴツ加減にうんざりしていた。しかし、海外で幾度の苦労を重ねるうちに少しずつ価値観が変わっていったのだろう。今では自然大好き、落ち込んだときや疲れたときは心身を癒しにカメラを持って森に行ったり、大きなガーデンに行く。自然の中から小さな美しさを見いだすと幸福感が込上げる。人間も自然の一部、神の創造物の一つであり宇宙の一部であることを確信する。


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これからも自然の写真を撮り続けたい。私の写真を見た人達が自然の美しさに触れ少しでも心が癒されたら嬉しい。




National Rhododendron Gardensで撮った他の写真は以下のサイトで見ることができます。
(フィードバックも随時受け付けております。^ ^ /)

Autumn-The National Rhododendron Gardens in Olinda, Victoria Australia



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母と私 




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生前の母と私は決して仲の良い親子とは言えなかった。母は私がまだ子どもの頃に夫を亡くし女手ひとつで私達姉妹を育ててきた強い女性だったが、私には強靭過ぎて話していても、いつもオーラを吸い取られてしまったように私はクタクタに疲れ果ててしまうのだった。戦前の人間だったせいか、母としての威厳を保ち、絶対弱みを人に見せないようにと私達を教育し、子どもの私達を褒めることは殆どなかった。


諸事情により、母は10年以上前にブリスベンで生活するようになり、6年前に突然乳癌と診断され、片方の乳房を取り除き、抗がん剤、放射線、ホルモン治療を受けて取りあえず回復の路を歩み始めていた。ところが、それから3年後に肺に乳癌細胞が転移したことが確認され、再度抗がん剤治療を受け始めた。最初の抗がん剤治療を受けていた時も見るも無惨な姿になって娘の私も耐えられない程になっていたが、驚くほど痩せることはなかった。


そんな母と最期に会ったのは一昨年の12月。学校が休みに入ったので約束どおりブリスベンにいる母に会いにいった。ちょうど2度目の抗がん剤治療が終わったところだったが、別人と思えるほど痩せ細り洋服のサイズはオーストラリアの12号から8号へと落ちていた。驚愕して一瞬何を言って良いのかわからなかったが、「痩せて綺麗になったね、お母さん!」と笑顔で言ってあげると、嬉しそうな顔して「あら、そう?」と戯けていた。10日の滞在だったが、二人で映画を観に行ったり、近くのショッピングセンターやマティス展を観にアートギャラリーにも足を運んで仲良く楽しいひと時を過ごした。母は私が幼稚園だった頃の優しい母に戻っていて一緒にテレビを見ては二人でゲラゲラ笑い、そして夕方5時になると天使のような笑顔で一生懸命私のためにご飯を作り始めるのだった。


昨年の2月17日、母は自分の誕生日の日に他界した。予期していたよりも早かった事もあるが、私にとっては鉄の女であった母が死ぬなんてという思いがあったので、最初は信じることができなかった。葬儀はブリスベンの素敵な庭園のあるチャペルで、沢山のお花に囲まれ行われた。予定していた以上の人が集まり、母との思い出話をしながらその日の午後はゆっくりと過ごした。


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葬儀の翌日から母の身辺整理と掃除が開始された。見た事のない日記、走り書き、写真、母が書いたと思われる小説など母の本当の姿を浮き彫りにする物が次々と出て来た。涙が止まらなかった。母は母でなく、女であり、人間だったと始めて心の底から認識した。「お母さん、私のお母さんとしてでなく普通の女性として私と接してくれていたら、もっと色々話しもできたしお互い理解しあえることができたのに。。。」


沢山の人が親を亡くすと「もっと親孝行しておけば良かった。」とつぶやくが、今はその一言の本当の意味がよくわかる。私は親孝行に関しては後悔していないが、やはり「どうして生前は母と娘というフィルターを通してしか会話ができなかったのだろう。」と思って止まない。


一昨年の12月に会った時の母が私の本当の母。あの時の母が忘れられない。あの時の母が大好きだから今もお花を遺影の前に飾り、母に話しかける。フィルターなしで。。。


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Blurb - フォト・サファリ 



昨日はBlurbという写真本制作会社がマーケティングを兼ねて主催したPhoto Safariに参加してきた。30-40人くらいの写真お宅達がカメラを持って集まった訳だけど、老若男女、国籍関係なく話題は写真とカメラのみ!良いですね〜。

まずは、主催者であるロブ・ロウに似たイケメンプロ写真家が挨拶し、その日の撮影テーマを説明した。
1つ目は、「ある一定のテーマを各自で決めてそれだけを取り続ける」。つまり、手に興味があるなら手だけを撮影、秋景色ならそれに徹底して撮影、とそんな感じである。私は今まで試したことのない「インダストリアル・パターン」という事に集中して、集合した公園の中をぐるぐる歩いて撮ってみた。


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窓を除いて全部トイレ周辺(笑)。トイレでもこんな風に一部を拡大して見ると結構アートなのね、なんて思いながらトイレから出てきた男性に不審な顔をされてもめげずに撮り続けた。

さて2番目のお題はポートレート。私の苦手なテーマだ。ポートレートの難しさは、モデルとなる人が緊張してぎこちなくならないようカメラマンが絶えず話しかけて会話をし、その人らしさを引き出さなければならない所だ。ロブ・ロウもどきの写真家さんの話によると(彼はLAから来たアメリカ人)、ニューヨークの公園で一般市民にモデルになってほしいと頼んでも、回答はほぼ100%「ノー」、ロサンジェルスで1、2人が承諾するかな〜という程度で、メルボルン市民のフレンドリーで寛大な態度に大変驚いていた。彼は、見知らぬ人に声をかけるのは恥ずかしいかもしれないから、グループになって撮影しあっても良い、と言ってくれた。集まった写真お宅達はグループになって撮影会となったが、私は一人ひょこひょこ公園をまた歩いて「写真会のメンバーでポートレートの写真を撮らなければならないので、数枚撮っても良いですか〜?」ときいてみた。すると、本当に皆笑顔で「オーケー」と言ってくれる。

ポートレート写真はモデルのプライバシーに関係するので、本人の許可を得ていない限り公開ができないので、ここでもアップは控える。



が、しかし、下の1枚はいいかな〜?


タイから訪豪していた僧侶達。この方達なら何かあっても許してくれるでしょう。。。

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さて、Blurbという会社だが、個人が撮影した写真をオンラインを通して綺麗に編集し最終的には1冊の本にしてくれるという。結婚式の写真、家族写真、ペットなどはギフトとして贈ることができるだろうし、私の場合はポートフォリオ作成の良いツールになること間違いなしと思った。こちらで美しいポートフォリオを作ろうと思うと200ドル以上の費用がかかる。大きさにもよるが、この写真本の方がコスト的に安くできる。興味のある方は以下のサイトをチェック!


Blurb
http://au.blurb.com/






何度やっても。。 




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少し前にebayで黄麻布(Hessian)を大量に購入した
母が古いミシンを残してくれたので、
それを使って色々作ろうと考えてのことだった

もちろんそんな事を考えているときは
自分がミシンを使えない事など
すっかり忘れている。
ラスティックなカントリースタイルの布に囲まれた
生活だけを思い浮かべているのである

まず作ろうと思ったのは
ランドリーバッグを入れるポーチ

いざミシンを使う段階になると
「あ、糸のかけ方わかんないわ。」「ボビン糸ってどうやって作るん?」と
全くちんぷんかんぷん
運良く母が糸を針に付けた状態にしておいてくれたので
とりあえず開始することはできた


ところが。。。


途中でボビンの白い糸が無くなった
「きえ〜!!!」と慌てふためきながら
母の裁縫箱を覗くと糸のついたボビンが幾つか入っていた
「よっしゃ!」

しかし、白い糸のがない
全部色付き
「仕方ない、茶色使うか。。。」

ということで縫い目が表が白、裏が茶色となった


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相変わらず縫い目は真直ぐでないし
布から縫い目が外れる
一カ所をずーっと縫っている
糸の固まりができる etc

とまあ、この年になっても同じことを繰り返していた

恐らくこんなの普通の人なら2、3時間で仕上げてしまうのだろう
私は4日かかった


Makiko ≠ Sewing


写真は粗が見えないように撮影してあるので
それなりに仕上がってるように見えるが
実際人に見せられるような代物ではない。



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冬支度 




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毎日少しずつ冬に向かっているメルボルン
フロアボードの隙間からサワサワと入ってくる風が冷たい

先日冬用のスリッパをK Martで買ってきた

丸い足先がお気に入りだが
何と言っても予想以上に温かい

旦那と一緒に外に出たり
スタディルームに入ると
二人のスリッパが可愛く並び
気持ちも温かくなる

新しい家での最初の冬
心も体も温かく過ごしたい








チョコレート 

チョコレートってバレンタインの時だけ
異性にあげるものではないと思う。

ロマンティックな気持ちにさせるだけじゃなくて
あのほろ苦い甘さで
悲しみも溶かしてくれそう。


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夫を失った彼女に
私の大好きなKOKO BLACKのチョコレートを送ることにした。

1粒1粒食べる毎に
彼女の悲しみが和らげばいいな。



秋のある朝 

メルボルンの朝は既にかなり寒い。ブリスベンだったら真冬の気温だ。
今朝も寒くて目が覚めて、いつものようにおもむろにiPhoneに手をやり
時間を確認してからfacebookを開いた。



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眠気眼で殆ど読めない小さな文字をしっかり追って友人からのポストを必至に読んだ。
読まなければならなかった。


彼女の夫が交通事故で亡くなった。
彼が小さな息子を連れてお母さんの彼女を迎えに
ビルの下でいつも待っていたのを今でもはっきり覚えている。
フランス人だからか、子どもに着せる洋服、写真は横取りしたくなるくらいセンスが良かった。


たまらなかった。42歳という若さでこんな突然逝ってしまうなんて。


ベッドから起き上がり窓の外を眺めた。



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雨が降った後で木々も芝生も濡れている。
寒さが増した。


彼が息を引き取ったとき、彼女は日本に里帰りしていた。
彼女がどんな思いで飛行機に乗って
オーストラリアに戻ったのか考えると胸が痛む。



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人の命なんて呆気なくこの世から消えていく。
だから毎日精一杯に生きたい。
そして、いつも傍にいてくれる愛する人には
「ありがとう」と言葉にして毎日感謝したい。