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Yeha Noha

Wishes of Happiness and Prosperity in Melbourne

ホワイト・ナイト in メルボルン 2014 



ロシアのセント・ピーターズバーグで最初に開催された夜のアートの祭典、「ホワイト・ナイト」。その後、2001年にパリで「Nuit Blanche」が開催されて世界的に知られるようになった。
メルボルンのホワイト・ナイトはこのパリの「Nuit Blanche」に影響を受けて昨年2012年に初めて開催された。今年は2014年2月22日(土)午後7時から翌朝23日(日)の午前7時までだったが、昨年に比べて気温も丁度よく過ごし易い日だったので50万人程の人が参加したと言われている。それでも、今年は冬季オリンピックと重なったため、家で過ごしていた人達もまだまだいたのではないかと、私は思う。来年もしまた今回のような天候ならば、今年を上回るのではないだろうか?
このアートの祭典では、メルボルンならではの光のアート、音楽、パフォーマンス、ダンス、フィルム、ファッション、ディスプレイ、スポーツ、フードをメルボルン市街のあちこちで楽しむ事ができる。


市街の北部からスタートしようと、メルボルン・セントラル駅に夜7時前に到着。夕飯をさっさと済ませてこの駅のアイコンであるショット・タワーを見上げた。普段でもその美しさにつられてついつい上を見上げてしまうのだが、この日はまた色が加わって一段を美しくなっていた。


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私がタワーを見上げたのは日の入り前の8時15分頃だったので、外はまだ少し明るい。真っ暗になってからのこのタワーの写真をネット上で見たのだけど、黒のフレームが全部ピンクや緑色の証明に照らされて更に色合いを増していた。

日の入りを過ぎたら大混雑になるだろう、とメルボルン・セントラルをあとにして外に出た。もう、人だらけ。州立図書館の前では仮装した若者達が音楽をガンガンかけて踊りまくっていた。まるで竹の子族。その様子も写真に収めようと置いてあった椅子に上がってこの若者達の渦を見たら、もうその熱気に写真どころではなくなってしまい、ついつい一緒に踊ってしまっていた。さすが昔お立ち台で踊っていただけある。という訳で良い写真は撮れなかった。。。
あ、因みにこの日の写真は全て三脚を使用せずに撮影しているので、あまりシャープじゃないし、ノイズもかなり走っているので予めご了承を。


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実はこの後、州立図書館の中で開催されていた「Molecular Kaleidoscope」を見に行く予定だった。これは、顕微鏡に映る分子を何兆倍にも拡大してビジュアル化した映像を図書館の壁や本棚に写し出すというなかなか興味深いヴィジュアルアートで、行く前からネット上ではかなり話題になっていて人気があるのはわかっていた。しかし、まさかディズニーランドの人気アトラクション並みの長蛇の列になっているとは思いもしなかった。私一人なら並んでいたかもしれないが、待つのが大嫌いなオージーの旦那は並ぶ事に対して完全な拒否反応。無理だ、と諦めて模様の付いた州立図書館を見上げて写真だけ撮って立ち去ったのだった。(普段は由緒ある素晴らしい建物です。)


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この後、すぐ隣にあるRMIT大学デザイン課に行って、学生が制作したアートを楽しみつつ、一番のお目当て「パープル・レイン」に向かった。フランス人アーティストのPierre Ardouvinがアメリカのミュージシャン、プリンスの「パープル・レイン」からインスピレーションを得て80年代のメランコリックを表現した体験できるアートで、パリのNuit Blancheでも大人気を博した。目的地に辿り着くまでRMIT大学の迷路のような校内を同じ目的地に向かう沢山の参加者と練り歩いていると、嗅いだ事のあるネイチャーな香りが立ちこめてきた。私はこれもパープル・レインの演出なのかと興奮してきたのだったが、突然旦那が、「うちらの前の女の子マリファナ吸いながら歩いてるよ。」と言ってきた。そうだ、これはマリファナの匂いだ。そして大通りに近づくにつれて今度は屋台の炭焼きポークの匂いがしてきて、もうマリファナと炭焼きの匂いが混ざって何とも不思議な雰囲気を醸し出していた。
やっと到着したものの、また並んでいる。列の最後につこうと最後尾を見つけて歩いていったら、州立図書館の方まで戻ってしまった。旦那の一言「忘れろ。」。。。。


落胆を抑えながら南に突撃する準備。この人混みの中をかき分けて進まなければならない。途中、見たいアートが幾つかあるから平行に並ぶ別のストリートは歩けない。このストリートじゃなきゃ駄目なの!


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「いいわね、行くわよ!」と旦那に言って、東京で生活していた頃を思い出してスワンストン通りを人をよけながら歩き始めた。最初は人をよけて歩けるくらいだった。ところが、ストリート・パフォーマンス、バスカーやアート・ディスプレイが密集しているところに来たら、もう1ミリも歩けなくなってしまった。首都圏の朝のピークアワーの電車と同じ状態。「どうしよう、このままここで一晩過ごす事になってしまったら。。。」と心配していたら、旦那が私の肩をたたいて「見てみろよ。」と目で合図する。見たらウオーキング・フレーム(ご老人の歩行をサポートする器具)を押しながら息子さんと思われる男性と前を見つめる老婆の姿があった。度胸あるなーと思いつつ、感動した。もちろん、彼女にとっては普通の人々と同じペースで歩ける絶好の場所ではあるのだけども。。。
メルボルンの人々は時に周囲に気を遣うところがあって、こんな人混みをかき分けて歩こうなんて思い立つ人はおらず、ただただ周りを見て、目が合った人達と微笑みを交わすだけなのだ。ある意味とても良い体験なのだけど、私は早くこの人混みの中から出て他のアートをみに行きたいと焦っていた。そして、そこへ現れたのが二人のチャイニーズおばたりあん救世主!!人混みを何の戸惑いも遠慮もなくかき分け歩き始めたので、この二人に付いて突進していった。オーストラリアで暮らす筋金入りチャイニーズとしか言いようがない(笑)。


結局、見たいアートは何も見る事ができず終わってしまったスワンストン道り。次に行ったところは、沢山のカフェが軒を並べるフリンダース横丁。東京には新橋や渋谷の小さな路地に沢山居酒屋やバーがあったりするけど、ここにはそんな感じで小さなカフェがぎっしり詰まっている。メルボルンの風情の一つでもある場所だ。この夜はこの小径が小洒落たライティング・アートに彩られていた。


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スワンストン通り程の人混みではなかったので、ライティング・アートを楽しみながらゆっくり東に進み、次の目的地の南地区、ヤラ川沿いに進んでいった。

ヤラ川付近から見渡すメルボルンの夜景は絶品である。心が躍る。三脚を持ってくれば良かったと何度も後悔しながらメルボルンの夜景に惚れ惚れしながら散歩した。ここに来たらめっきりと人数が減った。ここまで足を伸ばす人が少ないのかな?ここでも、もちろん沢山のアートショーが繰り広げられている。川の向こう側からUFOでも呼び寄せているように伸びる幾つもの光線を発見。旦那はNIKONのデジカメ(一眼レフではないです。)でパチパチと何枚も撮り始めてすっかりこの光線の虜になってしまい、この光線に惹き付けられるように二人で歩いていった。普段、iPhoneでセルフィーくらいしか撮らない旦那だが、この日はこのデジカメで90枚くらい写真を撮ったらしい。半分以上はこの光線みたいだけど。

この光線に近づくにつれて、旦那は興奮状態。


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この光線の真下に辿り着いた私達。沢山の若者が何かの宗教イベントのような感じで寝そべっている。何だか微妙な光景だったので、一枚パチッ!っと私が写真を撮っていたら、なんと旦那も一緒に若者に交じって寝そべっているではないか!


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散々寝そべって出て来た旦那の一言「狂ってる」!

っつーかー、あなたも一緒になって楽しんでたでしょ?!つまり、旦那としてはかなり楽しんだらしいのだ。

その後、近くのアート・ワークを色々見て楽しみ、ビクトリア州国立美術館に到着。息を呑んだ。
普段はアール・デコ展やモネ展など格式のある正統な美術展を開催する美術館の表玄関の大壁に、様々な「刺青」模様や刺青を入れた人を並べた映像が次から次へと映し出されていた。奇想天外なこの発想に度肝を抜かれて写真を撮るのも忘れて見入っていた。少し時間がかけて我を戻しやっと撮った一枚。


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もっと素晴らしい映像もあったのだけど、すっかり我を忘れて見とれていて写真撮れなかった。。。


感動を抑え切れずにサウスバンクに向かって進んでいったら、何とSt Aliの屋台が。。。St Aliはサウスメルボルンにある有名なカフェ。どおりで屋台なのに長蛇の列ができていると思った。


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サウスバンクでまずお目にかけたのがギターリストのマリオ君。もう次から次へと若い女の子達がマリオ君とiPhoneでセルフィー撮ってて、なかなかシャッターチャンスが掴めなかった。そこへ現れたおかしなオッサン!もう、マリオ君じゃなくてこっちのオッサンに釘付けのわ・た・し。ようやく鬱陶しいティーンの女の子がいなくなったので、このオッサン撮っちゃった(笑)。マリオ君のギターに合わせてノリノリ状態のオッサン。


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そして、若い男の子がマリオ君に近づいてギターを弾く真似をし始めたら、早々とタバコに火をつけて吸い始める始末。ははは。。。この表情が何とも言えない。


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旦那はあの光線から離れてもうこのイベントは終わったー、という表情。すっかりお疲れの様子で時計を見たら12時半。わかったよ、あとメインのフリンダースストリートのビルとフリンダースストリート駅を写真に撮ったら終わりね。

この時間帯になると酔った若者もあちこちに出没。ただただ遠吠えをあげる若者、「I love Melbourne!!!」と集団で叫びながら歩く若者達。エネルギー余りまくってるなーと思いながら、私も心の中で「I love Melbourne!!」と叫んでいた。この夜、私のように心の中で叫んでいた人は他にも沢山いたに違いない。


駅までの道のり、プリンセス橋を渡ることになるのだが、そこには大きな「White Night」のサインがかかっている。開始時は真っ白なのだが、メルボルンのアーティストが一晩かけてその文字一つ一つに絵を描いていくのだ。今年はパステル系の色で可愛かった。


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フリンダースストリート駅周辺は、もう1時近くだったので歩ける状態になっていた。背の高い人を避けながら一生懸命背伸びして、撮った写真。


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両方とも、沢山のバージョンがある。私の写真仲間達はもっと楽しい絵柄の時を写真に撮っていた。私のはちょっとつまらない絵の時だったかもな。


人混みが大嫌いな旦那を同伴して参加したホワイト・ナイト。その旦那が来年も参加するぞと意欲満々で、ここ数日二人の間ではホワイト・ナイトの話が絶えないのである。東京ディスニーランドのアトラクションや、隅田川の花火に慣れた日本人にはオーストラリアの殆どのイベントはイマイチなのだけど、このホワイト・ナイトは大いに楽しむ事ができる。

一言老婆心で付け加えておくが、子供の安全が第一と神経質になる親御さんにはお薦めしない。子供と一緒に楽しむぞーという方は、是非ご家族で参加してほしいと思う。


上記以外の写真を見たい方は私のFBページにアクセスしてください。


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睡蓮ガーデン 


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メルボルンCBDから東に約1時間半のところにある「Blue Lotus Water Garden」に写真グループの皆と行ってきた。睡蓮と聞いて、モネの絵のような所を思い描いて行ったのだけど、当日はまたまた蒸し暑い日でハエがブンブン。なんかトロピカルな雰囲気のガーデンとなっていた。


こんな感じ


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このトロピカルな天候の中、花びらの先が尖った睡蓮をどのように柔らかなモネの絵の世界のように写真に収めるか....かなり今回は難しく試行錯誤した。大きな敷地内には色とりどりの睡蓮が咲いている。その中から光が少しでも当っている花、形の良い花、色合いが他よりも美しい花、コンポジションがうまくいきそうな場所、いつもより時間をかけ色々吟味しながら歩いて写真を撮った。通常花の写真を撮りにいくと、軽く200枚から300枚撮影となるのだが、この日はテスト写真も含めてたったの100枚。2時間しか歩かなかったのに疲れ切ってしまい、皆とお茶はせずにさっさと近くのカフェでご飯を食べて帰ってきたのだった。



ガーデン内には赤い橋なんてもかかっていて、少しはモネの絵を意識したのかなと思えるような場所もあった。でも、オーストラリアでは何でああいう橋っていうと赤なんだろう。普通のナチュラルな色でも良いと思うのだが。



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上記以外の写真はFlickrでご覧頂けます。




夜のメルボルンで大きな建物に挑戦 



先日は、メルボルンCBDのナイトショットのワークショップに参加してきた。パーラメント・ハウスから始まるこのコースは、大きな建築物や高いビルがあちこちに建っているいるので、男性的なフレームの大きい写真を学ぶうえで欠かすことができない。そんな訳でまだ慣れない三脚を担いで夜のシティに向かった。スモーキーで蒸した夜。沢山のハエがブンブン飛び回り写真にハエが写ってしまうのではないかとちょっと心配だった。

ワークショップのオーガナイザーのダニエルは、私の大好きなメルボルンのフリーランス・フォトグラファーの一人で、以前、メルボルンのアマ/プロのフォトグラファーが集うFBページで彼の写真を見た時、目が釘付けになってしまった。深みのある色、完璧なコンポジション、アーティスティックに創られた写真ではなく正統な写真なのだが本当に美しい。あの時以来、ずーっと会って話したいと思っていた。実際の彼は、素朴で優しそうなオーストラリア人の青年。写真やカメラについて語る彼からは、やはり強いパッションを感じる。このワークショップは7人限定の小さなグループで、ダニエルが2時間、各自のレベルに合ったアドバイスを一人一人に懇切丁寧に指導してくれるのだ。有難い。っつーか、ちょー嬉しくて舞い上がってしまっていた私。しかも、連れて行ってくれた場所は女子だけでは入っていけないような暗い小径も含めて写真を撮りたくなるような魅力的な所ばかりで、2時間では物足りないくらいだった。


まずは、待ち合わせ場所のパーラメント・ハウス。ここは観光客が必ず写真を撮ってるし、ウエディングフォトなんかでも使われる場所。小さな物のクローズアップやマクロばかり撮っていた私は、どこからどのようにこの大きな建物を撮ればよいかわからず戸惑いながらカメラを向けて撮影しはじめた。



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なんかピンと来ない。「え、まじでどう撮ればいいんだろう。」早速ダニエルに相談しにいった。彼は私の話に頷きながらこうアドバイスしてくれた。「まず、君のその17mm-40mmレンズでこの建物全体を撮るのは難しいね。もっと広角のレンズじゃないと。でもそんな写真を撮ってもつまらないし、一部を撮ってもパーラメント・ハウスという事がわかればいいんだよ。今は三脚使わなくていいから、そうだな、このレンズだと柱4本くらいいけるかな?その位に的を絞って、階段の下から始めて少しずつ階段を上りながら同じ所を撮っていってごらん。」



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このアドバイスに従って階段の下から撮り続けていたら何か掴めた気がした。ドアの前に立って深呼吸して自分の感性を取り戻し撮ったのが次の1枚。



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次に向かったのはトレジャリービルディング。このビルは、一部をクローズアップする方が綺麗。ビルとして撮ろうとしたらただの箱。でもこの日の私の目標はクローズアップではなく大きなフレームで撮る事だったので箱にならないように心がけて、三脚を使ってスローシャッターで撮ってみた。ちょっとブレたけど、それが結構雰囲気醸し出してイメージしていたものより良い感じになった。



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通りの反対側かにはビジネス街の目抜き通りコリンズストリートがのびている。夜のコリンズストリートも良いけど、見上げればチラチラ光る高層ビルが。。。



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レンズの関係でどうしてもこういう歪みが生じる。LRなんかで修正することも可能だけど、大幅にクロップすることになって写真全体が薄っぺらな感じになる。だから今回はこういうアングルの写真ということで。


次はいよいよ暗〜い、夜の裏小径(レーン)。こんなところ、夜に女一人じゃ絶対来れないよ。でも、メルボルンのレーンは風情があってユニークだと思う。連れていったもらったレーンもクローズアップで沢山撮りたいところがあったけど我慢。(実は数枚50mmレンズで撮ってしまった)あそこたった10分って時間全然足りないわよ。いつか絶対戻ろう。


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そして最後がこの日の山場とダニエルが言ってた、とある駐車場の屋上。キングコングが出そうな所だけど、青紫に光るパーフォーマンス・アートセンターが遠くに見えてそれはそれは綺素晴らしい眺め。夜の繁華街を歩くのはうんざりしてたけど、こんな素敵な所があるのだと参加していたもう一人の女の子と二人ではしゃいでいた。



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明くる日の私は興奮が治まらず、まるで前の晩に好きな男とデートした翌日のような気分で1日を過ごしていた。









メルボルンで男性的な写真の第一歩 



今年の私の目標は「男性的な写真を撮る」ことなので、ここ数日メルボルンで活躍している男性フォトグラファー達の写真をじっくり何枚も眺めていた。気付いたのは、

・色みが薄い(ビンテージっぽい)または強烈に濃い
・コントラストが強い
・露出が低い
・白黒のストリートフォトグラフィー

ということだ。上記上から3点をカバーすると質感の硬い引き締まった写真になる。私が今まで撮影してきたのは、花が多かったせいもあり、光大量の明るくソフトな感じで丸反対。個人的にオーストラリアの雑誌「Country Style」の写真を筆頭にドリーミー・ホワイトなパリの風景写真、Donna Hayの白い器に沢山の光を浴びた新鮮な食べ物の写真、光のボケを背景にした柔らかで優雅な草花の写真などが好きなので、そっち方向に走っていた。もちろん、シンプルなモノクロ写真を撮るMichael Kennaの写真も大好き。

しかし、

メルボルンという街を撮影するには、それでは良い写真が撮れないという気がしてきたことと、もっと自分らしい写真を確立したいと考え始めて、自分にはないセンスとスキルを見てまねて実践して学べば、今まで見えてなかった物が見えてきて違った捉え方もできるようになるのではないかと思い立った訳である。もちろんまた光の溢れたドリーミーホワイトな世界に戻るかもしれないけど、何か新しいエッセンスが加わればいいなと思っている。

先日アップした写真の1枚を上記の上3点の条件に合わせてプロセスしてみた。



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すぐわかると思うが、向かって左が以前の写真(Before)で右がお直しした写真(After)。右の方が断然深みがあるし、硬い質感があるのわかるだろうか?まあ、好みの問題もあるからどちらが良い写真か人によって違うと思うけど。。。

で、もう一枚練習用にプロセスしてみた。
構図は好きだけど、時計がボケちゃってる。時計もフォーカスしてシャープにすれば良かったと後悔した1枚。



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ラベルを貼らない 




先日2回目の「Creative photography workshop」に参加してきた。今回はそこで久しぶりに中国人の友人にも会えたうえ、プロとして活躍されている方も数名参加していたので、情報交換の良い場所となった。

今回はまず、「ラベルを貼らずに物を観察する」という事の説明から始まった。人間の脳は、例えば「自分は椅子の写真を撮る」と思うと、「椅子」という誰もがわかりきった形を意識してしまい、色合い、質感から、面白いアングル、一部のクローズアップなどじっくり見る事をつい忘れてしまうらしい。自分だけにしかわからない自分の世界の写真を撮りたければ、ラベルを貼らないこと。これはやはり絵を習ったときも教わったことだった。例えば手を描くとき、手だと意識すると自分の頭の中にある手のイメージが邪魔をして、目の前の手が描けなくなる。手として捉えるのではなく、見た事のない物体として捉えると上手く書けるのだと。それともう1つ、やはり同じ被写体を撮っていてもその日の気分や考え方で捉え所やこんな写真を撮りたいというゴールが変わってくるという。100%納得!

最初の実践練習は、今いる場所から一歩も動かずに見えるものを10枚撮影、というものだった。残念ながら私が座っていた周囲にはこれと言って魅了される物がなかったし、暗い室内だったから光のある少し離れたところにばかり目がいってしまった。自分の足や隣の友人の時計やバッグなども撮ったけど、自分の中で、「今日は少し人物を撮りたい」というのが頭にあったから、それが思い切り左右したらしく、10枚中のベストショット2枚は以下の写真となった。



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まあ、どっちもオッサンなんだけど、この二人とても対照的で1枚目のオッサンは積極的で先生を差し置いて皆に指導してしまうようなお方。で、2枚目のオッサンはフォトグラフィーが真面目に好きという感じの静かなお方。


次は4人組のグループに分かれて各グループ内で1つテーマを決め、それを自分なりに出来るだけ沢山撮影して、グループ内で各自のベストショットを見せ合い、それぞれのスキル、テクニックを真似して撮ってみる、というものだった。私達のグループは「階段」に決定。なかなか面白い被写体でやりがいありあり。私はいつも光、色という物に強く惹かれて奥行きのある写真がなかなか撮れないので、今日は意識してみた。階段だけど階段という事を忘れて。。



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このワークショップに2回参加して気付いたのは、私は何かを写すときに水平線を見つけてそれを中心に撮影してしまうということだ。フラットな写真になる原因として当たり前の事だけど、私自身あまり意識してなかった。上の階段の1枚目も水平線を見つけて撮ってるよね(笑)。




夏の朝の。。。 




今日も暑くなるだろう

水まきをしようと裏庭に出た

眩し過ぎる白い陽射し

草木は輝き

赤紫の穂達は朝の爽やかな風になびいている



ふと小学校の夏休みを思い出した





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赤紫の穂達がなびく向こうで

スクスクと育つ多肉植物が見える




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夏の朝の白い陽射しを受けながら....



夏のシティ散策隊 



久しぶりにYさんとカフェランチデイ。本日は、North MelbourneにあるTwenty & Six Espressoというこじんまりした可愛いカフェを訪ねてみた。カウンターを抜けると裏庭があってそこでも食べる事ができる。私が食べたのは、サーモンのテリーヌ、ポーチドエッグとアボカドのアイオリ添え。美味しかった〜。テリーヌは生サーモンをディルとレモンとで味付けしてあってあっさり。そこに半熟のポーチドエッグをぶちゅっと潰して黄身をタラタラとこぼしながら食べる。カリカリのパンには薄くバターが塗ってあって、そこにサーモンのテリーヌとアボカドのアイオリを少しのせて食べると美味〜。付け合わせのグリーンが何だったのかよくわからない。Yさんに見せたら、「なんか、豆類の葉っぱみたいだね。」と言っていたが、確かにそんな感じ。かかっていたドレッシングも濃くなくてグリーンな味をひき立てて自然をそのまま楽しむことができた。コーヒーは普通。コーヒが美味しいのは、やっぱりあそことかあそことかあそこね。



ソーサーが可愛いでしょ。本日のYさんの夏らしい爪と同じ色だったので、手のモデルをお願いした。



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その後、トラムでCBDに出て、オーストラリア初のDolce & Gabbana、ポップアップショップのユニクロ、QVの中のダイソーをまわった。ドルガバのドレスのサイズ、どう見ても細身のアジア人か、オージーだったらモデルしか着れないでしょ。ジーンズは590ドルで、Yさんと二人でユニクロだったら何本ジーンズが買えるか考えた。4月にEmporiumにオープンするユニクロが待ち遠しい。

今回驚いたのはシャネルがクローズダウンしていたこと。あのような高級ブランドは今後、この不況の中生き残っていくことができるのだろうか。オーストラリアは高級ブランドに限らずリテールはどこも不況である。オンラインショップで世界中からショッピングができるようになったうえ、ZARAやユニクロなどお手頃の価格で質の良い海外ブランドが進出してきた。安っぽいデザインを始め、カスタマーサービス、白人だけの雇用など見直さなければいけない点は沢山あると思う。



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追記:そう、そう、メルボルンに引っ越して来てからずーーーっと行きたかったLindtのカフェにやっと行けた。でも、ここでもやはり私が追い求めるホットチリチョコレートには巡り遭えなかった。






見えない三角形を見つける 



今日は「Creative Photography Workshop」という無料の写真ワークショップに参加してきた。

私の写真はフラットで遠近感のない物が多い。自分でも充分過ぎるくるらいわかっていて、写真だけに限らず絵を描いた時も、ディスプレイのコンセプトデザインを描いた時も、いつもこの遠近法の問題にぶつかっていた。この感覚が情けないくらい弱いわたし。そのせいなのか、多分それも理由の一つだと思うが、ストリートフォトグラフィーが大の苦手。センス無さ過ぎ。

それを少しでも克服できればと参加してみた訳だが。。。

まずは、長方形でも正方形でも何でもいいから形を見つけて写真を撮る。これは簡単。次は見えない形、特に三角形が描けるか意識して写真を撮る。「見えない三角形」。これは絵を描く時も同じだ。殆どの有名な作品の構図は、中心になるものが三角形で結ばれている。

そしてもう一つの方法として、長方形の形をした物を見つけて、その前に来る人または物を撮る。そうする事で長方形の物がフレームとなり写真が生き生きとしてくるという。先生は、トラムストップの枠を長方形のフレームとして捉え、その裏側にある木と、木に寄りかかる青年を写真に収めた。うまい!木と木の葉が影を作り、木と青年がこのトラムストップの長方形のフレームに綺麗におさまっていてとてもクリエイティブな写真に見える。こうして説明を目で見て耳で聞いている分には簡単そうに感じるのだけど、いざ自分がやってみようとするとなかなかうまくいかない。

今年は何とか遠近感のある、男性が撮るような大胆な写真を撮ってみたい。
今日習った事をしっかり意識しながら頑張ってみよう。



結局、今日私が撮ったのはやっぱり思いっきり2Dのせこい写真ばかり。は〜〜〜。



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